ブックタイトル広報誌「あぐりあーす」2020年11月号 電子ブック版

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広報誌「あぐりあーす」2020年11月号 電子ブック版

営農講座営農講座1雑草対策の考え方「雑草は生えるから枯らす」から「雑草の発生を未然に防ぐ」に考え方を変えましょう。雑草は1年で数十倍に増えますので、雑草に種子を作らせないようにすることが大切です。2播種前の非選択性除草剤(ラウンドアップマックスロード等)の使用雑草が多く、播種前の耕起では十分に鋤き込めない場合には必ず使用しましょう。播種前の耕起で十分鋤き込めると思われる雑草の発生量でも1?2%程度の個体は再生しますので、そのことを考慮して播種前の使用の判断をしましょう。3土壌処理剤(リベレーターフロアブル等)の使用雑草の多くは栽培初期に発生し、その雑草ほど雑草害が強く、種子も多く生産します。そのため、土壌処理剤の使用は雑草対策の基本となります。雑草は、土壌表面から1?2cmの深さの種子が発芽するときに、土壌処理剤の成分を吸収して枯れます。土塊が大きい場合や使用後に降雨が多い場合には効果が劣ります。土壌処理剤の除草効果が最も高い使用時期は、雑草発生前、つまり播種直後です。例えばリベレーターフロアブルの使用時期は、播種後?麦3葉期(雑草発生前?イネ科雑草1葉期まで)となっていますが、播種後はできるだけ早く使用しましょう。4茎葉処理剤(生育中期の除草剤)の使用ハーモニー75DF水和剤、アクチノール乳剤、バサグラン液剤、これらの茎葉処理剤は、雑草にかかることで枯れますが、雑草の種類によっては効果が異なります。1タデ類対策ハーモニー75DF水和剤またはアクチノール乳剤が効果的です。ハーモニー75DF水和剤は節間伸長前まで使用できます。本剤は土壌処理効果もあり、タデ類には発生前でも有効です。しかし近年、本剤の効かないスズメノテッポウが増えています。アクチノール乳剤は穂ばらみ期まで使用できます。タデ類発生盛期以降の使用が効果的です。使用後は土入れをしない方が効果的です。2トゲミノキツネノボタン対策バサグラン液剤が効果的です。トゲミノキツネノボタンの3?6葉期に使用します。ただし、大麦は収穫90日前までしか使用できませんので注意しましょう。3ネズミムギ・カラスムギ対策水稲を栽培するとカラスムギは減りますが、ネズミムギは減りません。土壌処理剤の中では万全ではありませんがリベレーターフロアブルで効果があります。更に土入れ後の生育中期にトレファノサイド乳剤を使用します。4カズノコグサ対策ほ場の排水性を良くすると減ります。また、土壌処理剤+ハーモニー75DF水和剤(カズノコグサの2葉期頃使用)でも、ある程度の効果があります。※この記事に出てくる除草剤については、容器に記載されている使用方法を必ず守ってください。また、周囲の作物に飛散すると害を及ぼすことがありますので、飛散防止対策を徹底してください。(飯塚普及指導センター水田農業係)麦類の雑草対策次回は「リンドウの栽培」です。9魚座(2/19~3/20)水瓶座(1/20~2/18)【全体運】視野の広がりが新たな展開をもたらします。思い付きは試してみる価値あり。海外からの情報を小まめにチェック【健康運】彩りの良い食事が健康長寿を導きます【幸運の食べ物】エビイモ【全体運】頑固な態度が人間関係をこじらせる原因に。話をよく聞けば和解のきっかけがつかめます。発想の転換が大事【健康運】リズミカルな運動にツキ。ラジオ体操も◎【幸運の食べ物】ニシンハルタデトゲミノキツネノボタン