ブックタイトル広報誌「あぐりあーす」2020年12月号 電子ブック版

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広報誌「あぐりあーす」2020年12月号 電子ブック版

「冷え性」と「冷え症」。二つの書き方の違いは知っていますか?「冷え性」は冷えに敏感な体質のこと。一方「冷え症」は体が冷えてつらい状態が続き、食欲不振や倦怠(けんたい)感、頭痛、便秘などを引き起こすもので、東洋医学においては治療の対象となります。人それぞれ症状も違い、検査では異常が出ないため、西洋医学の治療対象にはなりません。でも冷え症は万病のもと!放置するとホルモン、神経、免疫機能のバランスが崩れ、抵抗力が落ちたり、持病の悪化につながったりもします。乙女座(8/23~9/22)獅子座(7/23~8/22)【全体運】年越しに向けての準備を最優先。きれいになっていく窓やキッチンが運を呼び寄せます。週末はごちそうメニューに【健康運】隙間時間にできる簡単ストレッチが◎【幸運の食べ物】冬キャベツ【全体運】好調運。思い切りの良さが運を開きます。チャレンジしてみましょう。買い物は後半にツキ。下調べをしっかり【健康運】話題の健康法を試してみて。テレビを参考に【幸運の食べ物】野沢菜6寒い季節もぽっかぽか新習慣で冷え症対策冷え症は放置すると万病のもと症状と原因の違う三つのタイプ四肢末梢タイプ気温が下がってくると悩みの声が増えてくるのが、体の冷え。夏場でも冷えに困っている人は多いですが、やはり冬のつらさはひとしおです。そもそも「冷え症」とは何なのでしょうか?そして効果的な対策は?東洋医学の知恵に学んで、この冬を快適に乗り切りましょう!監修/北里大学東洋医学総合研究所漢方鍼灸治療センターセンター長鈴木邦彦イラスト/服部新一郎私たちは体内で熱エネルギーを作り、血液によって隅々まで運び、余分な熱は放散しています。熱を作るのは(1)基礎代謝、(2)食事、(3)筋肉運動、(4)ホルモンの四つの作用。熱の運搬は血管と心臓が担います。また熱の放散は自律神経でコントロールされています。冷え症は、そのどこかの段階に支障がある場合に起きます。高齢になると特に基礎代謝や自律神経調節機能が低下し、いっそう冷え症を招きやすくなります。冷え症は、症状と原因によって「四肢末梢(まっしょう)タイプ」「内臓タイプ」「下半身タイプ」の3タイプに分かれます。一番多いのが下半身タイプ。加齢とともに男女とも増えていきます。四肢末梢タイプは若い女性や痩せて小食の女性、内臓タイプは中高年の女性に比較的多く見られます。また、複数のタイプの複合型もしばしばあります。日常でできる対策としては、まずは熱を作る食事と筋肉運動をしっかり確保すること。熱の必要以上の放散を防ぐ=保温することも大切です。ただしタイプによっては効果のない場合もあるので注意が必要でしょう。また入浴、趣味の時間などを通してリラックスすることも自律神経の働きを高めるのに役立ちます。そして、それでもつらさが続くときは、東洋医学による治療を検討してみるのがお勧めです。こんな人は要注意1とても寒がりで冷房が苦手2手や足など体の一部が冷えてつらい3寝るときは湯たんぽや電気毛布が欠かせない4お風呂に入ってもすぐに冷えて寝付けない5頭痛、肩凝り、むくみで悩んでいる6下痢や便秘がひどい「冷え」あなたのはどのタイプ?手足の末端が冷えるタイプです。カロリー不足や運動不足などが原因。熱エネルギーが少ないため交感神経が過剰に働き、末端の血管を収縮させて血流を阻害しています。まずは熱源として十分なタンパク質を摂取し、適度な運動を。手足の先を外から温めても解決しません。保温するなら首回りや手首、おなかを。内臓タイプ体の芯から冷えを感じるタイプ。体質や生活習慣、ストレスなどで交感神経の働きが低下し、血管が拡張しやすく、保温機能が弱っているために起きます。食事、睡眠などの生活習慣を見直すと同時に、熱を逃がさないよう、保温性が高い衣類を。軽い運動も必要ですが、汗で冷えないよう注意。四肢末梢タイプ顔は火照るのに足が冷たいタイプです。座りっ放しや運動不足で腰やお尻の筋肉が凝って座骨神経を圧迫し、腰から爪先への血流が悪くなるために起きます。足先の保温や足浴では効果はありません。腰や脚部のストレッチで血流を改善しましょう。腰痛、座骨神経痛などがある場合は治療も必要です。