ブックタイトル広報誌「あぐりあーす」2021年9月号 電子ブック版

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概要

広報誌「あぐりあーす」2021年9月号 電子ブック版

営農講座営農講座今月は、イチジクの収穫作業とその期間の基本管理について説明します。イチジクは、収穫期間が三ヶ月と長いため、収穫しながら随時、温度や土壌水分を調節する必要があります。なお、ここで対象としている品種は、主に「とよみつひめ」と「桝井ドーフィン」です。1収穫作業1収穫適期の判断果実の熟度が進むに従って、果皮の色が緑色から黄色、赤紫色に変化します。着色は、気温や日射条件によって影響を受けるので、収穫適期は着色だけで判断せず、果実の弾力性も確認します。九月は、気温が高いため、着色より果実内部の成熟が先行するので収穫遅れにならないよう注意してください。逆に十月以降は、気温が下がるため着色が先行するので、未熟果を収穫しないよう気を付けましょう。特に「とよみつひめ」は、果頂部(先端)が果梗部(果実の根元部)より早く成熟するため、必ず果梗部の硬さ(適度に軟らかいかどうか)を確認した上で収穫してください(写真1)。また、過熟果や腐敗果はショウジョウバエの発生源となるため、園外に持ち出して処分します。2作業の注意点イチジクは果実が柔らかく傷みやすいので、下から持ち上げるようにやさしく扱います。果梗(果実の根元部の枝)を付けたまま丁寧にもぎ取ってください。果実の鮮度を保つため、果実温度の低い早朝に収穫し、収穫後は果実に直射日光が当たらないよう注意します。果皮が弱いため、果実同士の接触でも傷むので、収穫かごに入れる際は一段の平積みにします。収穫時に、果梗から白い汁が出てきますが、果皮に付くと汚れるので注意してください。また、手に付くと荒れることがあるので、薄手のビニル手袋をはめて作業しましょう2収穫期間中の土壌水分管理イチジクは、過乾燥にも過湿にも弱い作物です。収穫中に乾燥が続くと、果実の成熟の遅れや肥大不足につながるため、定期的にかん水します。その際は、少量ずつ回数を増やした、こまめなかん水を心がけてください。一度に多量のかん水や夕方のかん水は裂果につながります。出来るだけ午前中におこなってください。3高温障害対策施設栽培を中心に、近年は露地栽培でも、高温による糖度が低い成熟異常果の発生がみられます。かん水を適宜おこなうとともに、敷きわらやマルチの敷設により、土壌水分の保持に努めましょう。また、施設栽培では、サイド及び妻面の開放や谷換気、天井被覆の巻き上げ等により、室内温度を下げましょう。4礼肥近年、露地栽培を中心に、樹勢の低下が目立ちます。勢いが弱い、と感じる樹や園については、収穫期の後半に、NK化成を窒素成分量で1kg/10a程度施用してください。※新規栽培希望者説明会のご案内(飯塚普及指導センター果樹係)●次回はです「中山間部でリンドウ・シャクヤクの栽培」イチジクの収穫について写真1収穫適期の確認方法果梗部を触るイチジク「とよみつひめ」栽培希望者説明会を開催します日時:10月1日(金)13時30分場所:JAふくおか嘉穂本所営農センター会議室問合せ先:JA園芸畜産課?0948-24-7093水瓶座(1/20~2/18)【全体運】じっくり進めれば下旬に大きな実りを得られます。苦しいときこそブレずに前進を。耳の痛い意見こそ重要です【健康運】弱い部分を大切に。無理しなければ安泰【幸運の食べ物】セロリ魚座(2/19~3/20)【全体運】怖がり過ぎてチャンスを逃がさないように。失敗も今後の糧になります。年長者があなたを導いてくれそう【健康運】途中でバテないようペース配分に留意して【幸運の食べ物】カボチャ9